フォアハンドスライスの打ち方

スクールに入るなどしてテニスを始めて、ある程度上達していくと、試合に出てみようかな~♪となります。もしくはコーチが勧めるという場合もあるでしょうね。
まだ試合に出始めたばかりの頃は緊張で何がなんだかという感じなのですが、しばらく試合に出続けていくと、色々分析が深まって来て、例えば「スライスにやられた~」なんてことがあるわけです。特に女子ダブルスに出られた方がこんな感想をよく口にされます。
それもそのはず、女子ダブルスで試合経験豊富な方は、スライスを中心に試合を組みたてるパターンが多いのです。
それでこっちもスライスを習得しようかなと思うのだけれども、スクールでスライスを教えてもらったことがないとか、スライスのレッスンは少ないとかで困っている方が多いと思うのです。
そういうわけで今回はフォアハンドスライスの打ち方について説明していきたいと思います。
【グリップの確認】
スライスを打つ時は『イースタングリップ』または『コンチネンタルグリップ』で握るのがオススメです。ネットで調べると上の写真の握り方を『コンチネンタルグリップ』としているところが多いのですが、『日本プロテニス協会』・『アメリカプロテニス協会』ではこの握りをイースタングリップと定義づけています。

こっちが『コンチネンタルグリップ』です。
※ちなみに『イースタン』か『コンチネンタル』じゃないと絶対ダメというわけではありません。『セミウェスタングリップ』でも『ウェスタングリップ』でもスライスをかけることができます。やりにくいし手首に余計な負担がかかるのでなるべく避けた方が好ましいということです。
【面の向き】
どんな高さで打つか、ネットからどれぐらい距離が離れているか、どんな軌道で打つのかによりますが、加減はどうであれ『面は上向き』です。テイクバックからフォロースルーまでずっと上向きです。スピン主体にやってこられた方(ほとんどの方が該当しますが)はここが難しくて、インパクトした後に面が下に向いちゃう現象が起こります。
【スイングのしかた】
身体をひねって、同時にやや腕を上げて高めにテイクバックです。ここからラケットヘッドを降ろしきらず(これも難しい^^;)に少し寝かせてインパクト地点に向けてやや上から下のスイング(カス当たりになる時は水平に近いイメージで)をします。インパクト後はそのまま打ちたい方向に長くスイングしつつフォローは少し上に持っていきます。
スライスのスイングは野球やゴルフのスイングと似通ったものがあると思います。これまでの僕の指導歴においても、野球やゴルフの経験がある方はスライスを早く習得する傾向がありますね。
真横から見たスイング軌道はだいたいこんな感じです♪がインパクト地点です。
【動画】
部屋で壁打ちしている動画(よい子はマネしない)です。

壁打ちのいい所は、『相手が決してミスをしないこと』です。フォーム修正や感覚を養うのにぴったりなのだ!!
今度は別アングルから(良い子はマネすんなよッ!)

超至近距離の壁打ちですが、結構いい練習になります♪
ちなみに、あの、ロジャー・フェデラー選手も幼少時は家のタンスや壁を相手に壁打ちをたくさんしていたとインタビューで語っています★
ちなみにスピンだと以下のようになります。

ヘッドが降りきってからインパクトへと向かっていると思います。

いかがでしょうか?皆様のお役に立てば幸いです★☆
            
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