雁行陣VS並行陣 ポジション編

今回は後衛の方がクロスにアプローチショットを打ち、ネットプレーに移行する並行陣がからんだ内容について説明していきたいと思います。
これまでの内容を復習したい方はこちら
最近のトッププロの選手は並行陣をあまりやらなくなってきています(ダブルスのスペシャリストはやります)が、ボレーの展開に持っていくことで相手の構える時間を奪い、効率よくポイントを獲得することができますので、ぜひ皆さんの戦術パターンに組み込んで頂きたいですね!
まずは図①をご覧ください。奥側のアドサイドにいるaさんがクロスへアプローチショットを打ち、そのまま前へ移動します。dさんはaさんのアプローチショットに触ることができませんでした。
次に図②をご覧ください。aさんはアプローチを打った方向へやや向かうように斜め前に出ていきます。
bさんも一緒に前へ行き、aさんより1・2歩前に立ちます。この布陣だと、bさんがより攻撃的なポジションで、aさんがカバーにも入れるオールラウンドなポジションです。
dさんは相手が並行陣を敷いてきたらサービスラインぐらいまで下がります。これは、前にいたままだと強打された時反応が間に合わないからです。自分の反応に自信があるとか、味方の後衛がしっかり沈めてくれるという信頼があるならサービスラインの1・2歩前でもいいです。ただ、その場合ボディ狙いされた時にはかなりの確率で自分の身体に当たることを覚悟しておいてください。
いかがでしょうか。しっかり基本のポジションを理解して頂いて、自分の実力や相手の実力、その場の状況に合わせて微妙なポジションチェンジをしていくと面白いですし、相手の混乱を誘うこともできるでしょう♪
                        
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