テニスのルール~ゲームの始め方編~

テニスの最も重要な醍醐味のひとつといっていいのが、『ゲームを楽しむこと』です。ですが、その手順が分からないと困ったことになってしまいます。自信を持ってゲームを始める為にもしっかり知識を押さえて実践していきましょう♪
【始める時の儀式】
まずはネットを挟んで自分と対戦相手が向かい合います。軽くあいさつした後、『サーブ・レシーブ・エンド』を決める為にコイントスを行います。コインを投げる人が「Heads(ヘッズ 表) or tails(テイルズ 裏) ?」もしくは、「Which?(フィッチ どっち)」と聞きます。そしてコインを上へ弾きます。コインが空中にある間に、聞かれた方は「Heads(表)」もしくは「Tails(裏)」と言います。
日本では、コインを投げる代わりにラケットのグリップエンドのキャップ(以下エンドキャップとします)に描かれているロゴマークを使います。どちらかがラケットを地面に対して垂直に立て、「フィッチ?」と聞きます。そしてラケットをくるっと回して手から離します。ラケットのグリップが地面に触れるまでに、聞かれた方が「アップもしくは「ダウン」といいます。ここでいう『アップ』は正しいロゴマーク、『ダウン』は上下逆さまになったロゴマークを指します。
たまに『スムース(表)』、『ラフ(裏)』と言う方がいますが、その昔(30年以上前?)、ラケットのフェース下部のガットに『飾り糸』というものをつけていた時代がありました。ガットに糸を巻きつけていたのですが、フェースの半面を滑らかにして『スムース』、もう半面をでこぼこにして『ラフ』というように区別をつけていました。まぁ通じれば『スムース』『ラフ』でもいいのですけど、ちょっと古い感じはしますね(笑)
ここからは日本式で進めていきたいと思います。例えばAさんが「フィッチ?」と聞いてBさんが「アップ」と言った場合について考えてみましょう。
この時、エンドキャップのロゴがアップの場合・・・
⇒Bさんに選択権
ダウンの場合・・・
⇒Aさんに選択権
【何を選ぶの?】
もしAさんに選択権があるとします。この時、Aさんが選べるのは・・・
『サーブ』『レシーブ』『エンド』『Your Choice (ユア チョイス 相手に決めさせる)』のどれかです。
もし、Aさんが『サーブ』か『レシーブ』を選んだら、Bさんは『サーブ』か『レシーブ』の残った方に自動的に決まり、かつ『エンド』を選べます。AさんはBさんが選ばなかった方のエンドに立ちます。
ここで、『エンド』とは1ゲーム目にどちら側のエンド=端=ベースラインに立つかということです。
もし、Aさんが『エンド』を選んだら、BさんはAさんが選ばなかった方のエンドに決まり、そして『サーブ』か『レシーブ』を選びます。Aさんは『サーブ』か『レシーブ』の残った方になります。
もし、Aさんが『Your choice』を選んだら、Bさんは『サーブ』『レシーブ』『エンド』のうちから1つ選びます。
ルール上OKですが、『ユア チョイス』は失礼なので、やめておくのが無難でしょう・・・(^^;
【選び方のパターン】
①Aさんがレシーブを選ぶ⇒Bさんはサーブ、Bさんがエンドを選ぶ⇒Aさんは残ったエンド
②Aさんがサーブを選ぶ⇒Bさんはレシーブ、Bさんがエンドを選ぶ⇒Aさんは残ったエンド
③Aさんがエンドを選ぶ⇒Bさんは残ったエンド、Bさんがサーブを選ぶ⇒Aさんはレシーブ
④Aさんがエンドを選ぶ⇒Bさんは残ったエンド、Bさんがレシーブを選ぶ⇒Aさんはサーブ
【おわりに】
今回はゲームを始める際の一連の流れを説明していきましたが、いかがでしょうか。わからないことや疑問点があればお気軽にコメントしてくださいね★
          
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