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バーナード・トミック(トミッチ)

【プロフィール】
名前:バーナード・トミック
誕生日:1992年10月21日
国籍:オーストラリア
出身:ドイツ、シュトゥットガルト
身長:196cm
体重:91kg
利き手:右
バックハンド:両手
最高ランキング:17位
【生い立ち】
バーナードはタクシードライバーをしていたクロアチア人の父ジョンさんと、生物医科学者でボスニア人の母アディさんとの間に産まれました。妹のサラさんは後にテニス選手となります。
一家は、バーナードが3歳の時にオーストラリアのゴールドコーストに移住しました。
バーナードは7歳の時にテニスを始め、その実力を急速にのばしました。13歳の時には初めて出場したITF18歳以下ニュージーランド大会で優勝を果たします。そして同年彼はIMGとマネジメント契約を結びました。
【ジュニア時代の成績】
全豪オープンジュニア シングルス 優勝(15歳3カ月、史上最年少)
全仏オープンジュニア シングルス ベスト16
ウィンブルドンジュニア シングルス ベスト8
全米オープンジュニア シングルス 優勝
【グランドスラムの成績】
全豪オープン シングルス ベスト16
全仏オープン シングルス ベスト64
ウィンブルドン シングルス ベスト8
全米オープン シングルス ベスト32
【テニスに関して】
バーナードはボールをとてもキレイに捉えることに長けた選手です。
フォアハンドストロークはフラット系の当たりで、頻繁にシュート回転も使います。非常に安定していてゆっくりとしたラリー展開を得意とします。バックハンドもフラット系でクロス・ストレートへの打ち分けが上手いです。バックハンドにおいても非常に粘りのあるラリーを展開し、相手が攻めてきてもカウンターをお見舞いします。
特に10代の頃はコレがプロのボールか!?というほど遅く、相手選手もあまりに遅すぎてタイミングを掴めずにミスしてしまうこともしばしばでした。やがて彼のスローボールは攻略され、苦難の日々が続きましたが、身体の成長と共にパワーがついてきて、ボールの勢いは増しました。
また、ドロップやスライスなどのタッチ系のショットが非常に上手く、相手を翻弄します。当然ネットプレーも上手いです。
サーブは196cmの身長があるので、大きな武器になっていそうに思いますが、実際のところはやや苦手としています。それでも高身長から繰り出されるクイック気味のサーブはある程度得点力があります。
【人物に関して】
コートの内外で頻繁に問題行動をしてしまう悪童です。もう”悪童”という年でもないですが・・・同じように父であるジョン・トミックも多くの問題行動を起こしています。彼らの問題行動を以下に箇条書きでまとめます!
・バーナードが16歳の時ウィンブルドンジュニアに出ていた際、母国の先輩であるレイトン・ヒューイットさんにヒッティングをしないかと声をかけられたが、エージェントを通して、「レイトンとはヒッティングしない。彼はあまり上手くない。」と伝えました。
・2012年の1月、バーナードは1日に3回警察に検挙され、罰金を払わされました。また、1月のある日に警察から車で逃げ、家に閉じこもって隠れたこともありました。11月には彼の愛車である BMW M3 でスピード違反を犯し、$750の罰金を言い渡されました。
・2012年のマイアミマスターズにおいて、予選勝者のダン・エバンスがバーナードと練習を予約しようとした際、彼に対して、父のジョンが「下手だ。」と伝え、練習をさせませんでした。ちなみに、エバンスは後にバーナードと対戦し勝利を収めています。
・2013年には、ジョンがバーナードのヒッティングパートナーにヘッドバッドをかまして鼻を折り、8カ月の収監と12カ月のATPワールドツアーへの関与を禁止することを言い渡されました。しかし実際にはジョンが牢屋に入ることはなかったようです。
・2015年、ウィンブルドン3回戦対ノバク・ジョコビッチ戦に負けた後の記者会見で、オーストラリアテニス協会に対して、自分や妹のサラにリスペクトやサポートが全然ないと不満をぶちまけました。その結果バーナードはデビスカップ代表を外されます。
・ウィンブルドンで敗戦した数日後、フロリダ州マイアミビーチのホテルで乱痴気騒ぎを起こして逮捕されています。
・2016年のマドリッドマスターズ1回戦でファビオ・フォニーニにマッチポイントを握られた際、ラケットを上下逆にしてグリップエンドでボールを返球しようとしました。
・2018年の全豪オープン予選1回戦で敗退した後、記者に「これまでのキャリアの中でもっともインパクトのある敗北ではないですか?」と聞かれ「俺は金を数えているんだ!自分が稼いだ大金をな!俺がやっているのはそれだけだ!」と答えて多くの批判を呼びました。
2019年のウィンブルドン1回戦、ジョー・ウィルフリード・ツォンガ戦でわずか58分という短時間で敗北したことを受け、プロフェッショナルとしての基準を満たしていないとして、レフェリーから45,000ポンドの罰金を言い渡されました。
【まとめ】
数々の悪行を重ねてきたバーナードですが、同じオーストラリア人で問題児であるニック・キリオスと違う所は、良いエピソード・面白いエピソードが全く上がってこないことです。これは本当に救いようがない。
ここから大きく浮上してくることは難しいと思われますが、せめて重罪に手を染めることだけはやめて欲しいと思います・・・
【参考・引用】
ATP公式サイト
ITF公式サイト
wikipedia(日本語版)
wikipedia(英語版)
                        
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