雁行陣VS雁行陣における基本ポジション 2019/8/2 2019/10/10 レッスン スクールなどでダブルスの形式練習を行った際、コーチから「今のは~だからこのポジションで」とか「今のはココを狙っていきましょう」などとアドバイスされることがあると思います。 その時は「ふむふむ、そうか~」と納得するのだけど、少し時間が空いたら忘れてしまっていて、また同じようなシチュエーションでアドバイスを受けて、「ふむふむ、そうか~」となるのはよくあることです。 人間ですから当然忘れてしまいます。一回言われたことを覚えていて、それを次から実行できるなんてなかなかできないことです。 そういうわけで、コート内でおきたことの理解が深まり、普段の練習がより質の高いものになるよう、この記事を書きました♪ 【雁行陣VS雁行陣における前衛の基本ポジション】 ラリー中に前衛がずっと同じポジションに立っていると、チャンスを逃してしまい、またピンチを回避することが難しくなります。 ですので、前衛は前後左右に動き、また身体の向きを変える必要があるのですが、それを大まかに示した図が以下のものです。 ①の図では、dさんが放ったボールをaさんが返球しようとしています。このとき、aさんが打ったボールが甘ければcさんにボレーされてしまいますので、bさんはcさんの攻撃に備えて少し下がり気味のポジションになっています。また、bさんはcさんに「おへそ」を向けて構えておきましょう。 ②の図では、aさんが放ったボールはcさんの横を通り過ぎようとしています。この時点でcさんがボールに触れることはないので、bさんは前に移動し、dさんにおへそを向けます。今度はbさんが攻撃する番です。 一方cさんは、自分がボールに触れることができなかった時点で、次はdさんが放ったボールがbさんにボレーされてしまう可能性があるので、dさんが打つ直前ぐらいまで後ろに下がり、bさんに「おへそ」を向けてcさんの攻撃に備えます。それが完了したのが③の図です。 お互いの前衛がボールに触れずにクロスラリーが続いている時は、上記の前後の動きが繰り返されるわけですが、自分が前衛で前のポジションにいて、相手後衛のボールをボレーできた時はそのままチャンス継続中なので、下がらないようにしましょう。 「そんなこと言われなくてもさがらないよ~。」とこの文章を読みながら冷静に考えている方はお思いでしょうが、実際のコート上では、自分がボレーしたはずなのにポジションを下げてしまう現象がよく起こるのです。この現象が起こる理由は、以下のものが考えられます。 1.前後の動きがしみついていて機械的に下がってしまう。 2.後衛の時の癖で打ったら元のポジションに戻ろうとする。 3.ボレーに自信がない。 とりあえず、自分がボレーできたら下がらない、むしろ一歩前に行くことを意識すると良いでしょう。 とはいえ、自分が放ったボレーがチャンスボールになってしまった場合は下がりましょう。ピンチですからね。 さて、以上のように記していきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。基本(セオリー)を理解できていると、色々なシチュエーションの理解も早くなりますし、セオリーを逆手に取った応用的な考えも納得がいくと思いますよ★ 雁行陣VS雁行陣における狙いどころについてはこちら テニスレッスンについてはこちら ガット張り替えについてはこちら 最新ブログ記事はこちら 足・膝の痛みをなんとかしたい方はこちら