【プロフィール】
名前：ユゴ・ガストン
誕生日：2000年9月26日
国籍：フランス
出身：フランス、トゥールーズ
身長：173ｃｍ
体重：68ｋｇ
利き手：左
バックハンド：両手
最高ランキング：157位
【生い立ち】
ユゴは2歳の時に父が経営するトゥールーズのテニスクラブでテニスを始めました。
17歳の時にはオレンジボウル国際テニス選手権シングルスで優勝を飾りました。18歳の時にはユースオリンピックで優勝し、ジュニア世界ランキング2位にまで上り詰めたトップジュニアです。
【ジュニア時代の成績】
全豪オープンジュニア シングルス ベスト8、ダブルス 優勝
全仏オープンジュニア シングルス 出場
ウィンブルドンジュニア シングルス ベスト16
全米オープンジュニア シングルス ベスト16
【グランドスラムの成績】
全豪オープン シングルス 出場
全仏オープン シングルス ベスト16
【テニスに関して】
ユゴは非常にフットワークが素早く、またストロークが安定しているので、ロングラリーが得意です。また身長173ｃｍと小柄ではありますが、フォアハンドストロークの強打にはキレがあり、バックハンドのクロス・ストレートの打ち分けはコントロールが良いです。
サーブスピードに関しては、平均的なトップ選手と比べてやや劣りますが、セカンドのスピンサーブの跳ねは中々すごいと思います。左利きを活かしたコースと球種の打ち分けがもっと向上すればよりフリーポイントが取れるでしょう。
そしてなんといっても彼のテニスを特徴づけるのが「ドロップショット」「ドロップボレー」です。通常、ドロップショットは相手を後ろに下がらせて、自分がやや前にポジションを取ったところで打つのがセオリーですが、相手を下がらせていたら、自分がベースライン後方にいても構わず打ってきます。普通コート後方から打つドロップショットは甘くなったり、ネットしたりするものですが、ユゴは天性のタッチセンスを持っているので、難度の高い技を簡単にやってのけます。このようにセオリーを外してでも打ってくるので対戦相手はどうしても初動が遅れてしまいます。また、ドロップと見せかけて長いスライスも打ってくるので、これもドロップショットへの反応を遅らせる原因となっています。そしてドロップショットの頻度が他のトップ選手と比べて格段に多いことに驚かされます。レシーブの時ですら打ちます。彼のドロップショットは何故か魔法がかかったかのようにネット付近に落下し、相手が例えそれを返球したとしてもパスやロブで華麗に抜きます。正直彼の対戦相手はめちゃくちゃ腹が立つと思います。
ネットプレーも非常に上手く、彼にネットでボールを触らせたら相手はポイントを取ることをほとんどあきらめざるを得ないです。非常にシンプルなフォームで強打とドロップボレーを同じように使い分け、なおかつコントロールが抜群だからです。
【まとめ】
「魔法のドロップ」を持つユゴ・ガストン。彼に与えられた天性のタッチセンスは、テニス界に新たな変革をもたらすかもしれません。彼の今後の活躍に期待が高まります！
【参考・引用】
ATP公式サイト
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