ストレートロブからの展開 相手が並行陣になる時 ポジション編

ストレートロブからの展開についてのお話も第3弾となりました。
今回は相手後衛がストレートロブを抜いて並行陣をとっていくパターンについて説明していきたいと思います。
これまでの内容を復習されたい方はこちらをご覧ください☆
さて、この展開、特にレディースダブルスでは頻発します。レディースダブルスを指導しているコーチのほとんどがストレートロブで抜いたら前へ行って!とアドバイスします。
ちなみに、僕はどういう風にアドバイスしているかというと、「長期的視点で見れば前に出るパターンを使えた方が好ましいけど、ストロークに自信がある(ネットプレーが得意でない)なら無理して出る必要はないです。」と指導してきました。大事な試合までにどれだけ期間が空いているかにもよりますね。
まぁ、それはいいとして、本題に入っていきましょう。
まずは図①をご覧ください♪
aさんがストレートロブを上げてcさんの頭上を抜いていきました。cさんはボールに触れることができません。
次は図②です。aさんはそのまま前に進みます。図②ではサービスライン付近にいますが、この位置でないと!と決まっているわけではありません。もっと前にいる時もあるし、もっと後ろの時もあります。dさんが打つ直前にスプリットステップして構えればOKです。
bさんも前に進むのですが、この陣形でクロスロブを抜かれるとほぼ決められるので、ロブケアもするということであんまり詰めすぎないです。
cさんは相手が雁行陣の時と同じようにピンチなので斜め後ろに下がります。
最後に図②’を見ていきましょう。ちょっと変則的な陣形になっています。これはaさんがbさんを追い越すという形です。
並行陣になる形式練習をしている時に、よく生徒さんが、「aさんがbさんを追い越してはいけないと思ってた。」とおっしゃりますが、大丈夫です追い越してOKです。bさんがあんまり詰めていない場合や、dさんから返ってきたボールが浅くて浮いているという場合は抜かしちゃってください。
bさんは、aさんに抜かれたら一歩下がってカバー役に変わります。
いかがでしょうか。この記事を読んだ上で形式練習をしたり、形式練習をしてからこの記事を読むと効果倍増ですよ★☆
次回はこのパターンでの狙いどころについて説明していきますね♪
                        
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