ストレートロブからの展開 相手が並行陣になる時 狙いどころは?

ストレートロブからの展開、第4弾!!!!
これまでの内容を復習されたい方はこちらをご覧ください☆
後衛の方がストレートロブで相手前衛を抜いていった後は、だいたいにおいてそのまま前に来て並行陣を敷くことになります。特に相手後衛がチェンジしてバックハンドで打つ場合においては、強打がくることはほぼありえない(学生や、男子ダブルスだとありえますが)ので、かなり攻めやすくなります。
それでは図を確認しながらそれぞれの狙いどころを押さえていきましょう。
まずは図①をご覧ください。aさんがストレートロブを上げ、cさんがとれないと判断した時点で前へ行きます。bさんも同じように少し前へ。cさんは自分がとれなかった時点で斜め後ろに下がります。dさんはボールを追いかけるため、左方向へと走ります。
次に図②のdさんを見ていきましょう。無難なところではストレートにロブです。実際の試合でも多く見かけます。相手に触られるの覚悟で、できたらボレーカットで返って来てほしいなという気持ちですね。
センターへのロブは相手が「お見合い」する可能性があるので効果的です。クロス方向へのロブは抜けたら一撃で決まる確率が高いです。何度も練習しておきましょう。
ストレートに低く打ち、aさんの足元を狙うのもいいと思います。相手はロブが返ってくるであろうと予想しているので反応が遅れやすいです。センターへの突き球はちょっとでも浮くと叩かれて終了ですが、こちら側がそれまでにアレーへコントロールするボールを数多く打てているとセンターはおのずと少し空きます。
また、bさんがロブケアをして下がり気味になっていることも多いので、ショートクロスに沈めるのも考えておくといいです。相手のポジションを見て落ち着いて狙いましょう。
次に図③のbさんを見ていきましょう。チャンスを逃さず、アレー付近を狙い、一撃で終わらせたいですね。dさんがしっかり沈めてきた時はアングルにドロップがロングクロスに繋げばよいでしょう。cさんのボディを狙うのも効果的ですが安全第一で。
次に図④のaさんを見ていきましょう。dさんからの球が沈んでいたり、カットせざるをえない深いロブだったらストレートにつなぎましょう。ちょっとでも浮いていたらネットにつめて一撃で決めましょう。沈んでいるボールだけど勢いがないという場合はドロップボレーもありです。角度がつけにくいし、cさんがカバーできるのでそれなりの精度が求められます。
最後に図⑤のcさんです。cさんはスマッシュやハイボレーの強打が来そうな時は十分下がって、時には避難するという判断も必要です。そのうえで、取れそうなボールであったら、センターと両サイドアレー付近へコントロールしましょう。ここで大事なのは低く打つことです。強打を防ぎましょう。余裕があればロブボレーも面白いと思います。
いかがでしょうか。それぞれの狙いどころや役割を押さえておけば、ピンチを回避できますし、チャンスメイクも上手くいくと思います♪
                        
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