ソフトテニス(軟式テニス)のルール~ファイナルゲーム編~

今回はソフトテニス(軟式テニス)でファイナルゲームに突入したときに、どのように進行すれば良いのかを説明していきます。
ファイナルゲームの進行は少しややこしいと感じている人は多いのではないでしょうか。僕自身も、中学1年生の初めの頃はファイナルゲームが良くわかってなかったので、「ファイナルにいくないくな」と試合中思っていた記憶があります。
皆さんの理解が少しでも進むように丁寧に説明していきたいと思います。
①どうなったらファイナルゲームに突入するのか?
ソフトテニスの試合では7ゲームマッチや9ゲームマッチ(一部では5ゲームマッチ)が採用されています。5ゲームマッチならゲームカウント2-2、7ゲームマッチならゲームカウント3-3、9ゲームマッチならゲームカウント4-4になったらファイナルゲームに突入します。
②ファイナルゲームでの勝敗
ファイナルゲームでは、先に7ポイントを取得したペア(選手)が勝利となります。もし6-6になったら「デュース」となり、先に2ポイント離したペア(選手)が勝利となります。デュースの次のポイントをサーバー側がとったら、「アドバンテージサーバー」、レシーバーがとったら「アドバンテージレシーバー」となります。アドバンテージ側が次の1点をとったら「ゲームセット」です。アドバンテージでない側が次の1点を取ると「デュースアゲン」となります。
③ダブルスにおけるサービスとレシーブの順番やサイドのチェンジ
サービスとレシーブの順番やサイドのチェンジについて大切なポイントを確認していきましょう。
★最初のサービスは第一ゲームでサービスを行ったペアのいずれかかが行い、2ポイント目までサーブを打ちます。
★2ポイントごとに「チェンジサービス」を行います。
★サービスが回ってきたペアは、前回サービスが回ってきた時にサービスを打っていない選手が打ちます。ファイナルゲームで最初にサービスが回ってきた時は、ペアのうちどちらが打っても構いません。
★最初の2ポイント終了後と、以後4ポイント終わるごとに「チェンジサイズ」を行います。
★ファイナルゲーム中にペア同士でサービスの順番やレシーブのサイドを変えることはできません。
④ゲームの流れを確認
それでは、図を用いてゲームの流れを説明していきたいと思います。
1ポイント目はAが右サイドからサーブです。
2ポイント目はAが左サイドからサーブです。
「チェンジサイズ」と「チェンジサービス」をして、3ポイント目はCが右サイドからサーブです。
4ポイント目はCが左サイドからサーブです。
「チェンジサービス」をして、5ポイント目はBが右サイドからサーブです。
6ポイント目はBが左サイドからサーブです。
「チェンジサイズ」と「チェンジサービス」をして、7ポイント目はDが右サイドからサーブです。
8ポイント目はDが左サイドからサーブです。
「チェンジサービス」をして、9ポイント目はAが右サイドからサーブです。※1周回りました。
10ポイント目はAが左サイドからサーブです。
11ポイント目は「チェンジサイズ」と「チェンジサービス」をして、Cが右サイドからサーブです。
12ポイント目はCが左サイドからサーブです。
⑤さいごに
慣れない間は戸惑ってしまうファイナルゲームの進行ですが、この記事を読んで大体の流れを頭に入れ、実際にファイナルゲームをして覚えていきましょう!
【参考・引用文献】
『わかりやすい ソフトテニスのルール』山下晴海監修,成美堂出版,2020年
                          
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