兵庫ノアチャレンジャー2022観戦記

今回は2022年11月16日(水)、兵庫ノアチャレンジャー観戦に行ってきた様子を皆さんにお伝えしたいと思います。
コロナ禍で2020年・2021年と開催されていませんでしたが、3年ぶりにやっと開催されました!
日本人にとってヨーロッパやアメリカへの遠征は金銭的にも体力的にも負担が大きいので、こうやって日本でチャレンジャー大会が開催され、ポイントを取る機会が用意されているのは素晴らしいことです。
会場に着いてみると、出場選手がウォームアップをしていたり、試合を観ていたりしました。普段映像で観ている選手達が間近で見られるのは興奮します。
また、当店のお客様にも複数名お会いすることができ、皆さんテニスが大好きなんだなぁと嬉しい気持ちになりました。
さて、僕が最初に観戦したのは望月慎太郎選手と中川直樹選手の試合でした。
望月選手はIMGアカデミーに留学し、ウィンブルドンジュニアシングルスで優勝(グランドスラムジュニアのシングルス優勝は日本人男子史上初)し、ジュニア世界ランキングでも1位(日本人男子史上初)を獲得した若手のホープです。映像では何回も見たことがありますが、生で観るのは初めてなのでワクワクしていました。
中川選手はIMGアカデミーに留学し、全米オープンジュニアダブルスで優勝しました。Wilsonとの契約を勝ち取り、18歳でプロ転向して順風満帆な選手生活を送ると思われましたが、そこから怪我が続いてまともにプレーできなくなり、スポンサーを失ってしまうという悲劇に見舞われます。ですがそこからまた奮起して2020年には全日本選手権のシングルスで優勝し、徐々にランキングを上げていっています。
望月選手は、前週の愛媛国際でベスト4に残った疲れがあったのかプレーに精彩を欠き、特にサーブのコントロールに苦しんでいました。ストロークでもミスが多く、集中しきれていない様子でした。
彼が才能に恵まれた選手なのは間違いないし、いつかはトップ100に入れるだろうと思うのですが、現状はサーブやストロークでの絶対的パワー不足は否めないし、かといってものすごく脚が速いとか、ストロークで早いタイミングで捉えるのが上手いとかでもないので、TOP100入りまで少なくともあと3年はかかるのではないかと思いました。まぁ、僕の予想なんてほとんど当たりませんけど。
中川選手は今までの印象通り、サーブのスピードやコースの打ち分けが素晴らしかったです。あんなサーブが打てたらテニスがめちゃくちゃ楽しいだろうなぁと思いました。
中川直樹 6-4 6-2 望月慎太郎
次に観戦したのは今井慎太郎選手と、ジョン・ミルマン選手(オーストラリア)との試合でした。
今井選手は、湘南工科大学付属高校から早稲田大学に進学し、高校時代は全日本ジュニアシングルス、大学時代はインカレシングルスで優勝しているテニスエリートです。パワフルなサーブとフォアハンドストローク、ガッツのあるプレーが魅力的です。
ミルマン選手は、今でこそランキングを落としていますが、最高ランキングは33位で全米オープンシングルスでロジャー・フェデラー選手に勝利してベスト8に入っているトップ選手です。※ミルマン選手の紹介はこちら
今井選手はスピードのあるサーブとフォアハンドストロークの打ち込みでキープしますが、ミルマン選手も良いサーブを入れて簡単にキープ。3ゲーム目で今井選手は突然バックハンドストロークが不調になります。ガットの張りに問題があるのか自身の調子に問題があるのかわかりませんが、そこからずっとバックハンドストロークが返すことすらままならなくなり、ゲームを落とし続けます。
セカンドセットになってバックハンドストロークがある程度入ってくるようになりましたが、なんとか返しているという状態で、とても自分から展開していける様子ではありませんでした。
一方のミルマン選手は終始安定したプレーでスキがなかったです。フォアハンドストロークには深さがあり、バックハンドストロークは安定していて角度がついていました。また、ミルマン選手のサーブ能力をグランドスラム本戦レベルのTOPプロと比較すると、いたって並だという印象ですが、チャレンジャーレベルで、しかも日本人と比較すると段違いに強力です。日本人の中ではサーブが良いと言われている今井選手と比べてもその差は歴然としています。
外国人選手と戦う上でサーブを武器にしていくためには、最低でも185cmの身長が必要だと思いますが、そのような身長の選手は日本にほとんどいないし、今後も増えることはないだろうから、サーブじゃない他の所で勝負していくことが必要だなぁと再認識しました。
幸いにもすでに高身長でない日本人である錦織圭選手(タイミング・ストロークの精度・フットスピード・戦術・メンタル)や西岡良仁選手(粘り強さ・フットスピード・戦術・メンタル)が素晴らしい成績を出してくれているので、彼らをロールモデルにしてジュニアや若手達が育ってくれると良いと思います。
ジョン・ミルマン 6-1 6-4 今井慎太郎
ちなみに、試合後のミルマン選手にはサインや写真を求めて長蛇の列ができていました。スゴイ人気です!僕もチャンスだと思って娘(6歳)と並びました!長蛇の列だったので、次の試合の出場選手がもう来てしまってもう終わりかとがっかりしたのですが、ミルマン選手はバッグを持って観客席に来てくれました!なんちゅうサービス精神だ!めでたく僕たちに順番が回ってきて僕と娘に「Thank you! Thank you!アリガト!アリガト!」と満面の笑顔で言ってくれて、握手してもらい、写真も撮らせて頂きました。めちゃイケメンだし、そりゃ人気出るわ!と思いました。ミルマン選手、お疲れのところ快く対応して頂きありがとうございました!

ちょっと緊張気味のめんちゃん

最後に観戦したのは、松井俊英選手/上杉海斗選手ペアと、クリストファー・ルンカット選手(インドネシア)/ルーベン・ゴンザレス選手(フィリピン)ペアのダブルスでした。
松井選手はご存じの通り日本テニス界のレジェンド。44歳(2022年)にしてなお現役選手を続ける現役世界最年長選手。シングルス最高位は261位、ダブルス最高位は130位。鍛えられたフィジカルから繰り出されるパワープレーが魅力。
上杉選手は清風高校時代に全日本ジュニアダブルスで優勝し、慶應義塾大学へ進学後はインカレダブルス優勝を果たしたテニスエリートです。大阪人らしいノリの良さが特徴。
ルンカット選手はダブルスで長年インドネシアのデ杯代表を務めているベテランプレーヤー。正直、ドローで名前を見つけて「まだ現役なの!?」と思ってしまいましたが、プロフィールを見ると僕より年下だったことが発覚・・・
ゴンザレス選手はダブルスでフィリピン代表を務めるベテランプレーヤー。2022年夏以降にチャレンジャー大会で3回優勝していて、今かなり勢いがあると言えます。
松井選手のサーブで始まった1stゲームでは、相手の素晴らしいレシーブに苦しみながらも、デュースのディサイディングポイントを取り切り何とかキープに成功します。
2ゲーム目はゴンザレス選手のサービスゲームでした。ゴンザレス選手の強烈なサーブに日本ペアは対応できず、簡単にゲームを取られてしまいました。
3ゲーム目は上杉選手のサービスゲームです。上杉選手は精度の良いサーブを入れ、また深いストロークとボレーを打ち危なげなくキープしました。
4ゲーム目はルンカット選手のサービスゲームです。ルンカット選手は175cmとやや低めの身長なので、サーブの精度が悪ければスキをつけるだろうと考えていました。1ポイント目でルンカット選手はいきなりダブルフォルトをしてしまい、やや硬さが見て取れます。上杉選手はルンカット選手のスキを見逃さず、レシーブで強打してルンカット選手を崩し、ブレークに成功しました。
その後は両ペアともそのままキープが続き、1ブレークを守り切った日本ペアが1stセットを6-4で奪取しました。
2ndセットは上杉選手の独壇場でした。レシーブでは強打がことごとく入り、前衛ではかなり思い切ったポーチがことごとくハマり、かつ絶妙なタッチも見せてくれました。松井選手も素晴らしいサーブで相手を崩し、上杉選手をサポートします。最後は松井選手のバックハンドハイボレーが決まり、日本ペアが完勝しました。やっぱダブルスは勢いが大事だなぁとしみじみ思いました。
松井俊英/上杉海斗 6-4 6-2 クリストファー・ルンカット/ルーベン・ゴンザレス
試合後、松井選手がサインや写真撮影に対応してくださり、またまた僕と娘も並びました!娘も「写真撮りたい!」と言ってノリノリです。ちょうど外に遊びに行っていた妻と息子(2歳5か月)も合流し、息子も一緒に写真撮影することになりました。このダブルスが今日の最後の試合だったので、ドリンクやバナナをスタッフの方が片付けようとしていたのですが、それを息子が目ざとく見つけて、「バナナある!バナナ食べる!おねーさんバナナください!」とスタッフの方におねだり。「それは選手の人用のバナナだからダメだよ。」と妻が息子に言ったのですが、スタッフの方が気を利かせてくださり、息子と娘に1本ずつバナナをくださりました。どうもありがとうございます。ワガママ言ってすみません。
バナナをもらって嬉しそうにしている息子は、松井選手の隣に座らせてもらい、松井選手に「バナナは皮をむいて食べるんやで。自分で皮むけるよ。バナーナ!」と積極的にしゃべりかけていました。
これには松井選手も「オオッ!スゴイね・・・」と困惑気味。選手を困らせてるんじゃねぇよ。
これまでも松井選手の試合は何度となく生で観てきたので、その人柄の良さは存じておりますが、今回もカッコよくて素敵な対応をしてくださりました。試合後のお疲れの中本当にありがとうございました。

緊張がほぐれて笑顔のめんちゃんと始めからトップギアのりゅう

そんなこんなで楽しい観戦が終わりました。間近でプロのプレーを観て良いイメージを頭に入れられましたし、子供達もプロのプレーを見て、実際に触れ合うこともでき、とても良い経験になったと思います。
そんな貴重な経験ができたのも、ノアインドアステージさんを始めとする各スポンサーの方々、大会運営に関わった全ての方々、そしてテニスに人生を賭けて戦っている選手の方々のおかげです。本当にありがとうございました。また来年も行きます!
           
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