ミロシュ・ラオニッチ

【プロフィール】
名前:ミロシュ・ラオニッチ
誕生日:1990年12月27日
国籍:カナダ
出身:モンテネグロ、ポトゴリツァ
身長:196cm
体重:98kg
利き手:右
バックハンド:両手
最高ランキング:3位
【生い立ち】
ミロシュはエンジニアである父ドゥサンさんと、同じくエンジニアである母ヴェスナさんとの間に産まれました。11歳年上の姉エレナさんと、9歳年上の兄モマーさんがいます。
一家は旧ユーゴスラビア戦争が激しくなってきたのをきっかけにカナダのオンタリオ州ブランプトンへと移住します。ミロシュが3歳の時でした。
ミロシュは6歳の時に地元のテニスクラブのウィークリーキャンプに参加し、そこでテニスを始めました。その後2年ほど間が空いて、オンタリオ州ソーンヒルで暮らしている時に彼は再びテニスをやりたいと言いはじめました。
それからミロシュは父と二人でボールマシーンを使った練習に明け暮れます。それはほとんど毎日行われました。ミロシュは後に「僕がテニスを選んだのは、テニスの”個別性”と、お父さんと二人っきりでたくさん練習ができるからだよ。」と語っています。
両親やエレナさんとモマーさんはミロシュの練習や試合への参加をおおいに助けてくれました。しかし無理強いしたりコーチングの邪魔をするようなことはなかったそうです。
その後ミロシュはソーンヒル セカンダリースクールに入学しました。ミロシュがテニスに専念できる環境ということを考えての進学でした。ミロシュは学校の課題をどんどんこなしていって素晴らしい成績を収めました。その結果1年早く学校を卒業することになりました。
16歳の時にはモントリオールに移住し、新しく設立されたカナダのナショナルテニスセンターに所属し、腕を磨くことになったのです。
【ジュニア時代の成績】
全豪オープンジュニア シングルス 出場
全仏オープンジュニア シングルス 出場
ウィンブルドンジュニア シングルス ベスト32
【グランドスラムの成績】
全豪オープン シングルス ベスト4
全仏オープン シングルス ベスト8
ウィンブルドン シングルス 準優勝
全米オープン シングルス ベスト16
【テニスに関して】
ミロシュは時速240km/hを超えるパワフルで正確なサーブを一番の武器としています。サービスコートのどこにでも色々な形でサービスエースを打つことができます。非常に薄いグリップから、センター・ワイド・ボディへフラットサーブを打ち、ワイドへのキックサーブやスライスサーブ、センターへのスライスサーブやキックサーブなど、球種とコースの打ち分けが多く、しかもそれぞれが非常に決定力のある一打となるので、相手にとってはかなりのプレッシャーになります。
また、強力なサーブを前提にしたサーブ&ボレーを主軸に戦います。サーブの時点でかなり追い込めているので、楽にボレーで決めることができます。ネットプレーの技術やフットワークはトップ選手達と比べて上手くはないですが、ミロシュは継続的にネットプレーの向上に取り組んでいます。ネットプレーを主軸にするスタイルが効率よくポイントを取れ、疲労を少なくしてケガを防げるということを信じているからです。
ストロークに関しては回り込みのフォアハンドが武器です。ストレート・逆クロスへの打ち分けが素晴らしく威力もかなりのものです。半面、バックハンドストロークを苦手としていて、バック→フォアと走らされる展開が続くと脆さを見せます。
【人物に関して】
ミロシュの好きなことは映画を見ること、家族や友達と過ごすことです。
サッカーのFC バルセロナ、NBAのトロント・ラプターズ、MLBのトロント・ブルージェイズのファンです。
ミロシュにとってのアイドルはピート・サンプラスさんです。サンプラスさんのようなサーブ&ボレーができたら最高でしょうね。
【まとめ】
右臀部・右足首・左手首の手術、右足の怪我など、故障の多いテニス人生です。しかしそのたびに強くなっていって戻って来ています。フィジカルの強化とケアはこれからも最優先の課題でしょうが、より強くて速いフィジカルを身につければグランドスラム優勝にも手が届くと思います。
【参考・引用】
ATP公式サイト
ITF公式サイト
wikipedia(日本語版)
wikipedia(英語版)
                        
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