【プロフィール】
名前:カルロス・アルカラス・ガルフィア
誕生日:2003年5月5日
国籍:スペイン
出身:スペイン・ムルシア州、ムルシア エル・パルマル
身長:183cm
体重:74kg
利き手:右
バックハンド:両手
最高ランキング:1位
【生い立ち】
カルロス・アルカラスは父カルロスさん、母バージニアさんとの間に産まれました。兄アルヴァロさんとセルジオさん、弟にハイメくんがいます。
彼は4歳の時に父がディレクターを務めるテニスアカデミーであるReal Sociedad Club de Campo de Murciaでテニスを始めました。
2018年には同郷の先輩である元世界ランク1位のファン・カルロス・フェレーロさんが運営する Equelite JC Ferrero Sport Academy で練習を始めました。
【ジュニア時代の成績】
全仏オープンジュニア シングルス ベスト64
ウィンブルドンジュニア シングルス ベスト8
※早くから大人の大会へ移行していたのでジュニア時代の成績は参考程度
【グランドスラムの成績】
全豪オープン シングルス ベスト32
全仏オープン シングルス ベスト4
ウィンブルドン シングルス 優勝
全米オープン シングルス 優勝
【テニスに関して】
男子テニス界は長くBIG3が支配していました。
その間に才能にあふれた選手は次々出てきて、ある場面ではBIG3達を負かす場面がありましたが、グランドスラムでは相変わらずビッグ3が盤石でした。
今後彼らを超えるような存在は出てこないのではないか、もし出てきたとしても彼らの目の黒いうちは打ち破れないのではないかと思われていた矢先に彗星のごとく現れたのがカルロス・アルカラスです。
これまでのテニスの歴史を変えてしまった存在として、もうすでにテニス関係者の間で認識されています。
まず、アルカラスの最大の武器はフォアハンドストロークの強打です。そのインパクトは爆発音に近く、すさまじいスピードでありながらスピン量も相当で、精度も抜群です。
もちろんバックハンドストロークの強打とディフェンス力も一級品です。大きくサイドに走らされたとしても、オープンスタンスから強烈なカウンターで状況を一変させます。
ネットプレーも非常に上手く、天性のタッチセンスをもっています。クレーコーターでありながらサーブ&ボレーを多用し、相手の意表をつきます。ドロップボレーやドロップショットのクオリティは最高で、ネット際での反応も抜群に良いです。
サーブのスピードは220km/hを超え、キックサーブのキレはすさまじいです。アドサイドでのキックサーブからのネットプレーは彼の重要な得点源です。今のところサーブの精度はそこまで高くなく、球種やコースのバリエーションも豊富ではないですが、今後さらに伸びてくるでしょう。
メンタル面も最高水準にあると言えます。物凄い闘志があふれながらも冷静に戦います。逆境に強くピンチになっても強気のプレーをしますし、勝ちが見えてきたところで急に失速することもほぼないです。
他のトップ選手からの評価も軒並み素晴らしく、アルカラスを特別視していることがわかります。ステファノス・チチパス選手は、全米オープンで当時18歳のアルカラスと対戦した時に「これほど強くボールを打つ選手とは対戦したことがない」と評しています。ダニエル太郎選手は2023年に「フォアで回り込まれたらどこに飛んでくるかわからない」と語っています。錦織圭選手は18歳ながら筋骨隆々なアルカラスを「ズルい」と表現しました。グランドスラム優勝回数23回で歴代単独一位のノバク・ジョコビッチ選手は「アルカラスは非常に成熟している選手で、欠点がない。猛牛のような闘志はラファ(ラファエル・ナダル)のようで、バックハンドストロークのディフェンスは僕と通じるものがあるね。カルロスに苦しめられるのはクレーとハードだけだと思っていたよ」とアルカラスに5連覇を止められたウィンブルドンシングルス決勝の後にジョークを交えて語っていました。
【人物に関して】
テニスにおけるアイドルはラファエル・ナダル選手です。
ゴルフとサッカーが好きで、レアルマドリードを応援しています。リオネル・メッシのファンで、ローレウススポーツ賞の授賞式でメッシと会って言葉を交わした時に大興奮していました。
好きな音楽はレゲトン。レゲトンはスペイン語のレゲェをベースに、ヒップホップやサルサやボンバなどの要素を取り入れた音楽です。
好きな俳優はウィル・スミスで、好きな映画はロッキー・バルボア(ロッキー・ザ・ファイナル)。
コート上で闘志むき出しのプレーを見せますが、その振る舞いは紳士的です。ラケットを破壊したり、ボールを粗末に扱ったり、暴言を吐いたり、審判と揉めることもありません。若くして信じられない実績を収めている彼ですが、傲慢さは皆無。格下の選手に負けても言い訳せず相手を称えます。まさに非の打ちどころの無いパーソナリティであると言えます。
【まとめ】
史上最も競争が激しいともいわれる現代の男子テニス界において史上最年少の19歳で世界ランク1位を達成し歴史をつくったアルカラス選手。これからも我々の予想を超えた成長を遂げて歴史をどんどん塗り替えるであろうことは想像に難くないです。ジョコビッチ選手との戦い、そしてまだ見ぬニュースターとの戦いに期待せざるを得ないでしょう。
【参考・引用】
テニスレッスンについてはこちら
テニスレッスン予定表はこちら
ガット張り替えについてはこちら
最新ブログ記事はこちら
シダス・インソールについてはこちら