グリゴール・ディミトロフ

【プロフィール】
名前:グリゴール・ディミトロフ
誕生日:1991年5月16日
国籍:ブルガリア
出身:ブルガリア、ハスコヴォ
身長:191cm
体重:81kg
利き手:右
バックハンド:片手
最高ランキング:3位
【生い立ち】
グリゴールはテニスコーチである父ディミタ―さん、元バレーボール選手でスポーツコーチの母マリアさんとの間に産まれました。彼は3歳の時に母からテニスラケットをもらい、5歳の時には日常的にテニスを練習するようになりました。
グリゴールは父に厳しく育てられ、朝起きてすぐ腕立て伏せや懸垂などのトレーニングをすることを課されていました。後にインタビューでその当時のことを「キツかった」と語っています。また、テニスにおいても父が彼をコーチしていました。
どんどんジュニアのトーナメントで勝ちを収めていったグリゴールは、他の環境でテニスを向上させる必要があると感じ、16歳で早くもプロ入りし、元テニスプレーヤーのエミリオ・サンチェスさんが主宰する”Sanchez-Casal”というテニスアカデミーに入門するため、スペインへ移住したのでした。
【ジュニア時代の成績】
全仏オープンジュニア シングルス ベスト8
ウィンブルドンジュニア シングルス 優勝
全米オープンジュニア シングルス 優勝
【グランドスラムの成績】
全豪オープン シングルス ベスト4
全仏オープン シングルス ベスト32
ウィンブルドン シングルス ベスト4
全米オープン シングルス ベスト4
【テニスに関して】
 ジュニア時代からその溢れる才能はテニス関係者の間で評判になっていて、『ベビーフェデラー』・『将来の世界ナンバーワン』など呼ばれ、将来を嘱望されていました。
その名に違わず、フラットサーブは最高速度230km/hを超えるパンチ力があり、スライスサーブは速さとキレが両立されていて決定力が素晴らしいです。
ストロークはロジャー・フェデラー選手を思わせるようなフォームのフォアハンドでスピード・精度共に優れています。特に回り込みフォアハンドの逆クロスやダウンザラインは彼の大きな武器です。また、バックハンドは広い肩と肩甲骨の稼働域を活かしたダイナミックなフォームで抜群のキレを見せます。クロスへのラリーからダウンザラインへの切り返しは素晴らしいものがあります。
ネットプレーに関しても素早く柔らかいフットワーク、華麗なラケットワークで見ていて非常に美しいと感じます。もちろんパワフルなボレーもタッチショットもお手の物です。
以上のように完璧な才能を持っているはずなのに、今のところその評価に実績が追いついていません。とはいっても最終戦で優勝してはいますが。
それがなぜかと僕なりに考えてみたところ、1つはメンタルの起伏が激しいということです。基本的にイライラしやすい性分ですし、集中して気合が入っているというよりは不機嫌そうに試合をしていることが多い気がします。もっとコート上でポジティブな表現が増えてくれば厳しい局面でも集中力が出てくるし、観客からもパワーをもらえるのではないかと思います。
2つ目はバックハンドのラリーで遅れをとってしまうことが多いということが挙げられます。スタン・バブリンカ選手程のパワーはないし、ロジャーフェデラー選手のようなタイミングの早さもないので、TOP30ぐらいの選手だったら打ち負けてしまうこともしばしばです。バックハンドでもっと安定したラリーができるともっと状況は楽になるかと思います。(いうのは簡単だ)
【人物に関して】
 趣味は車やコンピューターやゲームです。グリゴールと言えば2012年からマリア・シャラポワ選手と付き合っていたことが有名です。シャラポワ選手と別れた後は2016年から13歳年上のアメリカ人の人気歌手であるニコール・シャージンガーさんと付き合い始めました。どうやらグリゴールは年上の女性が好みのようですね♪
【まとめ】
トップ選手の中でも素晴らしい才能を持ち、ファンに大いなる期待を抱かせる選手です。フェデラー選手と似ているがために損してしまったことや辛かったことがあったと思います。でもフェデラー選手と似ていると言われる人物がどれぐらいいるでしょうか?その評価を名誉なことだと受け止め、それプラス独創的なテニスが身についたなら、グランドスラム優勝が見えてくるでしょう。
【参考・引用】
ATP公式サイト
ITF公式サイト
wikipedia(日本語版)
wikipedia(英語版)
                        
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